ここ数年で、オープンシーでのNFT盗難被害が増えてきています。
最近ではテレビでも、NFT耳にすることがあるのではないでしょうか?徐々にNFT触れる機会が増えてきています。NFTはブロックチェーン技術を用いているため、比較的に安全と言われていますが、ハッキング・盗難被害が起きました。
何故このような被害があったのでしょうか?
現状NFTを所有している人、今後、NFTを購入しようか悩んでる人に、盗難被害に遭わないためにも、偽物の見分け方と注意点について情報共有していきます。
確かにNFTはブロックチェーン技術を用いているため安全ではありますが、そもそも偽物を購入してしまえば、危険であり、全てが安全とは限りません!そのためにも、騙されないしっかりとした知識を持って、安心して購入できるように一緒に学んでいきましょう♪
Contents
NFTとは?
知らない方もいるかもしれないので、簡単にNFTとはどんなものか紹介していきます。
NFT=Non-Fungible Token(ノンファンジブル・トークンの略)です。
ちなみに替えが効くものとして
FT=Fungible Token(ファンジブル・トークンの略)もあります。
簡単にいうとNFTは唯一無二の替えが効かないデジタル上の証明になります。
ブロックチェーン技術を活用することで、この唯一無二のデジタル上の証明が可能になるのです。
ただし、このNFTにはメリットデメリットも存在します。
NFTのメリットとデメリット
NFTのメリット
①デジタルデーターの唯一性を証明できる
②データに付加価値を付与できる
③取引しやすく互換性もある
④NFTは誰でも作成可能
⑤破損や紛失のリスクがない
NFTのデメリット
①法的な整備が後追い
②手数料(ガス代)が上昇しやすい
③物理的な「所有」ができない
以上のメリット・デメリットも把握・理解してもらえるといいと思います。
NFT盗難とは?
盗難と言われても、今いちピンっときませんよね?このNFTですが、現状のNFTでは人気があるクリエイターのNFT作品をダウンロードして、そのダウンロードしたNFT作品をNFT化し、勝手に売ってしまうという事が起きています。
オープンシーなどのコレクションページは、本物そっくりにすることで、あたかも本人かのようになりすまし、購入者を騙そうしている詐欺師がいます。
NFTと言っても画像のダウンロードは簡単にできてしまうので、簡単に偽物を作れてしまう現状にあります。
確かに見分けるのは難しいと思います。ただ何点か見分けるためのポイントもありますので、紹介していきます。
Opensea 偽物の見分け方
先ほども説明しましたが、本物のNFT作品をダウンロードし、NFT化し、売買するアカウントも本物そっくりにしたら正直本物か?偽物か?見分けがつきません。
そこでクリエイター側と購入者側で見分けるポイントをいくつか紹介します。
公式サイトやSNSで公表されているコントラクトアドレスと、購入しようとしているNFTの「コントラクトアドレス」が一致するかどうかを確認することにより、本物とニセモノを区別することができます。
またOpenSeaの公式認証マークがあるかどうかも参考になりますが、より確実にチェックするのであればコントラクトアドレスの確認が必須です!!
①クリエイター本人が運営する公式SNSなどで、「公式のコントラクト/ウォレットアドレス」を公表。
②SNSは2段階認証を適用し、パスワードは推測されづらい強固なパスワードに設定する。
③詐欺被害に遭わないように、呼びかけを行う。
※クリエイターさん自身がセキリティ対策万全にし、被害が拡大しないよう気をつけて運営することが大事になってきます。
以上が、本物か偽物か見分けるポイントを紹介しました。騙そうとする人は、リアルに本物かのように騙し、あなたから多額なお金を騙し取ろうとしています。
そんな被害に遭わないためにも、安易な気持ちで購入するのはやめましょう!見分けるポイントを紹介したので、次は注意点についても紹介していきます。
NFTの注意点とは?
注意点としては2点あります。
先ほども説明したとうり、NFT作品全てが安全というわけではありません。また、NFTは出品者と購入者の同意によって価値が決定します。購入者側にとっては、とても価値のあるものでも、第三者も同じくらいの価値があるとは言い切れない場合もあります。
自分にとって作品の価値が適正価格であるか、よく考えましょう。
NFTを取引するマーケットプレイスの信頼性に注意しましょう。基本的には、大手は信頼してもいいと思いますが、ほとんど実態がないような取引所やマーケットプレイスも存在します。マイナーなマーケットプレイスの場合は、運営元の記載や評価をよく確認しましょう。
オープンシー(Opensea)にてハッキング被害とは?
NFTといえばオープンシーと言えるほど、有名なマーケットプレイスです。
ハッキング被害としては、2022年の6月のニュースにも報じられていましたが、大手NFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)で、顧客のメールアドレスが流失しました。
流出の原因は、オープンシーが利用していたメール配信ベンダー「Customer.io」の従業員が、アクセス権を悪用して、オープンシーのユーザーやオープンシーのニュースレターの購読者から提供されたメールアドレスをダウンロードし、権限のない外部の第三者と共有したためとのことでした。
NFT作品では有名な猿をモチーフにした作品、Bored Ape Yacht Club(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ、略称BAYC)の所有者が、自分のNFT作品にアクセスできなくなったことで同社を訴えるという盗難被害に遭い提訴したことも、2022年4月のニュースで発表がありました。
NFT詐欺の被害を受けて、オープンシーでは、被害が拡大しないためにも、マーケットプレイス上で疑わしいNFT転送を自動的に非表示にする新機能を発表しました。これをすることで、、ユーザー(購入者)を詐欺から守り、正当な取引のみが表示されるようにしていく方針である。
オープンシーでは、プラットフォームの信頼性と安全性の強化に力を入れています。今後としては、盗難防止やIP侵害、迅速な不正検出、人員増強による応答時間の短縮など、信頼と安全のためのさまざまな重要分野に相当な投資を行う予定としている。
NFTは急速に分野が発展してきているため、法的整備がまだまだ追いついていない現状にあるが、これからも急速に発展していくと期待されている分野です。
その分様々な問題が出てくるとは思いますが、しっかり自分の身は自分で守れるように、正しい知識を身につけてからNFTに触れてみては良いかがでしょうか?