メタバース

【メタバース×医療】精神疾患が題材の映画パプリカ今後の未来を予測!?

メタバース×医療映画「パプリカ」

2021年から一気に注目されるようになったメタバース

このメタバースは医療分野にも、、、ここ最近では、順天堂大学や大塚製薬、アステラス製薬までもがメタバースを導入してきています。2022年もこのメタバースに注目、さまざまな医療企業が参入し、新しい分野での発展を目指している現状にあります。

メタバース映画は多くありますが【メタバース×医療】の映画があるんです。
それが2006年に公開された映画「パプリカ」です。

【パプリカ あらすじ】

財団法人精神科医療研究所から、他人の夢を共有できる画期的装置・DCミニが盗めれる事件が発生。それと同じタイミングで、精神科医療研究所の研究員たちが精神の異常をきたすようになり、、、

美貌のセラピスト千葉敦子は「パプリカ」という名の女探偵となり、人の夢の中で犯人を追う。

他者の夢に入り込める装置をめぐるサイコセラピストの奮闘を描くSFサスペンス

「パプリカ」は他人の夢を共有し同じ夢を見ることで、精神病を治す装置「DCミニ」をめぐる映画ですが、この夢を見ることにより現実なのか?夢なのか?2つの空間を行き来することによる弊害などもあります。

このメタバースという仮想空間上に入るということは、現実なのか?仮想空間なのか?わからなくなってしまう、そんな “今後の未来を予測するような映画” だと思いました。

この「パプリカ」を見ることは、メタバースのメリットの部分だけでなく、デメリットの部分を表現する映画だと思います。物事には一面ではなく複数面があります。

メリットもデメリットも理解することで、メタバースの知識も増え、今後の未来を知るための対策にもなります。

今回は

・現在の医療×メタバース分野でどのような取り組みが行われているのか?
・精神疾患×メタバース要素のあるSFサスペンス映画「パプリカ」のあらすじ
・今後の未来の予測(都市伝説要素を交えながら紹介)

あくまで私の個人的な考え方なので参考程度に見てください。

Contents

【メタバース×医療】とは?

メタバースと医療

【メタバースと医療】

2016年設立のベンチャー企業であるHoloeyes(ホロアイズ)は、VRを活用した臨床トレーニングソリューションを開発。MR技術を活用し、3次元空間上で術前シミュレーションができる医療用画像処理ソフトウエア「Holoeyes MD」は、2020年2月28日に管理医療機器(クラスⅡ)認証を受けた。

Holoeyes MDは、実際の手術手順をイメージしたシミュレーションができ、術中の出血量減少や手術時間の短縮などに寄与する。遠隔カンファレンスにも活用できるため、場所を問わず医師のスキルアップや、医療の地域間格差の解消への貢献も期待されている。

製薬企業でも、大塚製薬が精神科領域で患者治療支援プラットフォームを構築したり、アステラス製薬がメタバースで医師への情報提供に取り組んだりと、仮想空間の特性を生かして、新たな価値提供を探索し始めている。

順天堂大学と日本IBMが開始するのは「メディカル・メタバース共同研究講座」。2022年〜2024年の約3年をかけて、仮想空間であるメタバースを活用した医療サービスのビジネスモデル構築と、事業のためのエコシステム形成を目指している。

今はメタバース×医療分野では、このような取り組みが行われています。
また認知症分野でも、メタバースが導入されています。

【メタバースと認知症】

米国に拠点を置くRendever(レンデバー)は、高齢者施設にVR機器を提供し、施設利用者が没入型のバーチャルエンターテインメントや旅行体験を楽しめるサービスを提供しています。

目的は、アルツハイマー病などの認知症を患う人々のための記憶サポートプログラムなどを通じて、こうした症状で大きな影響を受けている高齢者の生活を改善することを目指しています。

また日本でも、認知症の理解をVR体験によって深める取り組みがシルバーウッドの運営する「VR認知症プロジェクト」があります。

風邪などの自身が体験したことのある病気であれば共感や理解があるが、認知症と言われるとその辛さや本人が感じていることは理解がしづらい人も多いのが現状である。

このプロジェクトは、認知症の中核症状を日常の出来事のVRから疑似体験でき、認知症を問題として解決するのではなく、認知症の人やその家族の人たちが生きやすい社会をつくることを目標としている。

以上の内容を聞くとメリットだらけで、今後の医療分野でのメタバースへの取り組みが楽しみである反面、デメリットにも注目していかなければなりません、、、

それでは本題のメタバース×医療映画『パプリカ』を都市伝説含め紹介していきます。

【メタバース×精神疾患】映画「パプリカ」とは?今後の未来を予測!?

メタバース×医療映画「パプリカ」

あくまでも私個人の考え方なので、全てが事実ではありません。

U-NEXTかNetflixにて「パプリカ」は配信されています。U-NEXTは31日間の無料トライアルがあるので、まだ登録してない方はお得に見れます。1度「パプリカ」を見た、これからパプリカを見る人向けに書いてるので、ネタバレ含みます。

ただ「パプリカ」全てのあらすじというよりは、簡単にどういう映画なのか説明した上で、都市伝説要素も交えながら、私の考察をしていきますので、ご理解ください。

パプリカとは今敏監督によるアニメ映画です。原作は筒井康隆作の小説「パプリカ」で、2006年11月25日に劇場公開されました。原作と映画は、何箇所か異なる部分があります。今回は映画版を紹介します。

「パプリカ」あらすじ

メタバース×医療映画「パプリカ」

精神医療総合研究所に勤める主人公の千葉敦子。
彼女は「DCミニ」という、他人の夢を共有できる機械を使用し、患者の治療を行うサイコ・セラピスト。

夢の世界では別人格の「パプリカ」になり、神経症や精神病などに悩む人の、夢に入り込んで、その原因を解決している。

ある日、研究所からDCミニが盗まれた。
その同じタイミングで、精神医療総合研究所の研究員たちが異常をきたしていく、、、

最初の犠牲者は、研究所所長の島である。島はDCミニを使用し患者の夢を共有することで、精神が追いやられ突如発狂し、飛び降りで自殺未遂、昏睡状態となる、、、
その後も研究所職員数名が精神崩壊し、救急搬送されるなどの事態が発生していく。

この事態を受け、パプリカ(千葉敦子)はDCミニを盗んだ犯人を追いかけるべく、粉川刑事(研究所所長島の友人)と協力し、夢の中に入り込み原因解決を行っていく。

原因解決の最中、研究所職員で千葉敦子と幼馴染の時田も、原因追求のためDCミニを使用し、夢の中で犯人を探し出していたが、夢に侵され自力では現実世界に戻れなくなり、昏睡状態となってしまいます。

物語後半、夢と現実世界が入り交じる事態になる。夢の中で「DCミニ」を盗んだ犯人を突き止めるが、パプリカ(千葉敦子)は犯人に囚われてしまう。パプリカを助けるべく、粉川刑事が犯人を射殺。すると現実世界でも、犯人が倒れ、夢の中と同様、亡くなってしまう。

瞬く間に現実世界は夢に侵食されていく。
果たして物語の結末はどうなっていくのか、、、

「パプリカ」と照らし合わせ、今後の未来の予測とは!?

メタバース×医療映画「パプリカ」今後の未来

今回この「パプリカ」では、DCミニを使用し、夢の中の世界に入り込み、他人の夢を共有することで、夢に侵され、精神状態に異常をきたす者や現実世界では昏睡状態になってしまう者が現れました。

夢か?現実か?徐々に現実が夢に侵食され、よくわからなくなる場面が、物語後半に多く見られます。

これから先の未来、メタバースが流行れば流行るほど、現実なのか?仮想空間なのか?よく分からないという現状に陥る可能性もあります。

メタバースにのめり込むことで、もしかしたら?現実か、仮想空間なのか分からなくなり、「パプリカ」同様、精神に異常をきたしてしまう可能性も、、、

今回の映画は精神疾患の治療という目的の世界なので、より精神に崩壊が起きやすかったために、昏睡状態になってしまいましたが、今後よりメタバースが浸透していく未来は、どうなるか分かりません。

実際に日本でもVRを利用して認知症体験などを行うことにより、認知症になった人を理解する、より認知症を知ろうという取り組みが行われています。今後よりリアルに体感できるようになり、認知症体験時間も長時間に及べば、認知症に似た症状が出現する可能性だって0ではないと私は思ってます。

実際、精神科分野もメタバースに参入してきています。現在はメタバースプラットフォーム内にて、相談などを行うことがメインですが、「パプリカ」のような精神の崩壊する根本となった原因を治療するための機械が開発され、それがメタバース内で実現する未来だってあるかも!?しれません。これはただの私の個人的な考えですが。

今回「パプリカ」では、映画の後半になるにつれ、DCミニを装着した者は、夢の中にのめり込んでしまい中々現実には自力で戻れなくなってしまう(現実では昏睡状態に)場面もありました。

また映画内にあるパプリカのセリフで
「抑圧された意識が表出するっていう意味ではネットも夢も似てると思わない?」という場面があります。

もしメタバース(仮想空間)での時間が現実より多い時間を過ごしてしまうと、、、

メタバースに、のめり込んでしまうという状態は、内閣府が掲げるムーンショット計画を表していると私は考えます。

簡単にムーンショット計画を説明すると、2030年には1人10体のアバターを操作できるように。2050年までに身体・脳・空間・時間の制約から解放された社会にしていきたい。つまり、サイバー空間や電脳世界のような世界にしていきたいということだと私は考えます。

この内閣府が掲げるムーンショット計画は内閣府公式のホームページに記載ありますので、都市伝説ではないので、見てみてください。

メタバースと内閣府について詳しく記事書いてるので、気になる方はこちらの記事も参考にしてみて見てください。

私は「パプリカ」を観て、メタバースに没入することへの警告でもあるのかなと感じました。

現在、メタバース×医療分野では徐々に導入されつつあります。

現時点での日本の医療体制は、基本は人の手で行う、人が考える、など人中心の医療提供になっていますが、今後は今までの疾患(病気)の統計学を元にしたAI診断などが増え、病気の早期発見が行える未来も近いと思います。

実際に米国では疾患(病気)の診断を下すAIドクターが存在します。いろんな患者の医療的統計学をもとに、診断を下すため正確ではあるものの、AIに頼りきりになり、人が考えなくなり出したら、それこそAIが全ての権限を握るようになってしまいます。あくまでAI診断は「ツール」として使用していってほしいです。

医療分野で、メタバースの領域が発展したり、AIが導入されていけば、より高い医療技術が提供できます。すごく嬉しい反面、判断材料であるプログラミングや機械・AIに異常をきたした場合は、最悪な事態になることも想定できます。

都市伝説でも有名ですが、AIに支配される未来は、1982年に発売されたイルミナティカードによって、すでに予測されていますからね。

内閣府のムーンショット計画のように人がアバターを操作する世界がきて、身体・脳・空間・時間の制約から解放されてしまったら、この世の中は最悪な事態になりうるかもしれません、、、それこそ映画「マトリックス」のような世界になるかも!?

メタバース分野はとても魅力的で、これからの発展が楽しみな反面、まだ未知の分野でもあるため慎重に考え、向き合っていくべきだと私は思います。そして、良いことばかり(メリット)に目を向けるのではなく悪いこと(デメリット)にも目を向けていきましょう!

色々と脱線してしまいましたが、「パプリカ」という映画は、深い部分まで考えさせられ、難しくて面白い映画であると改めて思いました。1度見ただけでは理解できない部分が多いので、また違う視点を持って、観てみるのも面白いかもしれません。

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