今やインスタグラムを利用する人の方が少ないほど、SNSが浸透している時代
2021年12月の月間アクティブユーザーは、20億人ともいわれ、今後も注目していきたいソーシャルメディアである。
そんな中、2021年の夏と冬
インスタグラムがNFTに参入することをほのめかす発言をしていたことはご存じですか?
注目が絶えないMeta社CEOのマーク・ザッカーバーグ氏
・インスタ内でどんなNFTを取り入れていくのか
・NFT導入後、わたしたちがどう変化するのか?
・NFT導入することで、メタバース化してしまうのか?
この内容を情報発信していきます。
この発表は2022年3月に発表したばかりで、これからのどんどんインスタも変化し、マークザッカーバーグ氏が目指しているメタバースの世界へと移行するのか?など、市場経済にも大きく注目を集めると思うので、是非最後まで読んでみてください。
Contents
インスタグラムでNFTを導入することを発表
2022年3月11日から3月20日にアメリカで開催される、テクノロジー・映画・文化・音楽に関するカンファレンス「SXSW2022」にて、Meta社のマーク・ザッカーバーグ氏が、インスタグラムに、NFT導入予定であると示唆しました。
「今後数ヶ月の間に、いくつかのNFTに導入し、その環境の中で、時間をかけていろいろなものを作り上げることができるようになればいいと思います」
とマーク・ザッカーバーグ氏は発言しました。
そもそもNFTとは?
NFTを簡単に説明していきます。
NFTの歴史とは2017年「CryptoKitties」というイーサリアムブロックチェーン上で誕生したゲームが最初の発端となっています。
2021年NFTというワードが一躍話題となりました。
・Twitterの共同創業者で同社のCEOジャック・ドーシーの初ツイートが約3億1600万円で落札されたこと
・デジタルアート作家マイク・ウィンケルマン氏のNFT作品「Everydays-The First5000 Days」が約75億3000万円で落札されたこと
この2つが話題となりNFTが広く知られるようになりました。
NFT=Non-Fungible Token(ノンファンジブル・トークンの略)です。
ファンジブル=代替可能 ノンファンジブル=代替不可能
つまり替えがきかない唯一無二ということになります。
ちなみに替えが効くものとして
FT=Fungible Token(ファンジブル・トークンの略)もあります。
簡単にいうとNFTは唯一無二の替えが効かないデジタル上の証明書になります。
NFTのメリットとデメリットとは?
今後のためにも、簡単にNFTのメリットとデメリットを紹介します。
NFTは唯一無二に替えが効かないデジタル上の証明いわばコピーや改ざんを防ぎ、作品が売り手の手を離れた後も、手数料収入が得られる等のメリットもあり、急速に発展、市場を拡大しています。そのため、将来的にはさらなる成長性を見込める市場であります。
しかしメリットもある反面、デメリットも存在しますので、そこはきちんと把握した上でNFTを理解していただければと思います。
NFTのメリット
①デジタルデーターの唯一性を証明できる
②データに付加価値を付与できる
③取引しやすく互換性もある
④NFTは誰でも作成可能
⑤破損や紛失のリスクがない
NFTのデメリット
①法的な整備が後追い
②手数料(ガス代)が上昇しやすい
③物理的な「所有」ができない
以上のメリット・デメリットも把握・理解してもらえるといいと思います。
インスタでどんなNFTを取り入れていくのか?
詳細については多くは語らなかったが、このような発言がありました。
既存のNFT作品を利用するだけでなく、インスタグラム内で鋳造(ミント)
・NFTトークン作成
・マーケットプレイスヘアアップロードし、ブロックチェーンの紐付け
ができるようになることを示唆しています。
現在NFTマーケットプレイスでは、アート作品、スポーツ、ゲームなど様々なジャンルのNFTを取り扱っています。
そのNFTマーケットをインスタに取り入れていくことで、今後アート作品、スポーツ関連の商品、ゲーム内のアイテムや土地などが売買でき、ブロックチェーン(ネットワークで取引した記録を残し、時系列に沿ってデーターをつなげているもの)と組み合わせる。
そうすることで、今後の売買の取引などをインスタを通じて、行いやすくなり、NFTをもっと身近に感じることができる未来が待ってるんではないでしょうか?
NFT導入後、インスタグラムはメタバース化してしまうのか?
現在のMeta社の現状を踏まえ、今後インスタはメタバース化するのか解説していきます。
Meta社の現状
2022年2月Meta社の株価が大暴落したのはご存じですか?
Meta社が2日に発表した四半期決算で一時27%安となり、時価総額にして2300億ドル(約26兆4200億円)が喪失しました。
・2021年10月〜12月期決算が強い失望感を誘発し、投資家の心理的にも一気に株を手放した影響によりこのような暴落
・フェイスブック部門のオンライン広告がほころびを生じ始め、今後の予想をした回ると示唆したこと
・TikTokなどの競合環境の激化が継続
・仮想空間メタバースに移行していこうとしたことへの逆風
(メタバースで年間1兆円規模の損失の営業損失)
以上が主な原因として考えられます。
今後どのようなことに力を入れていくか?
①短期動画(リール)
Instagram・Facebookでも急成長しており、拡大に力を入れている
②グループチャット
META社のWhatsAppやFacebook Messengerの改善、企業提携し他サービスなどの機能の拡大へ
③電子商取引(コマース)
そのブラウザ内で簡単に商品を購入できるようなシステムの構築
別ブラウザに移動しても再度購入情報を入力せずに簡単に支払いできるように
④広告
新しい広告モデルの構築に注力
⑤プライバシー
暗号化技術に注力する
⑥人工知能
AI開発に力を入れることで、①リール②グループチャット③電子商取引の更なる成長を期待できる
⑦メタバース
必要な基盤となるハードウェア・ソフトウェアの開発に力を入れている
多くの人が利用し注目されているインスタグラム。
マーク・ザッカーバーグ氏は、2021年Meta社に社名変更することで、メタバースへ力を入れていく最中、2022年様々な要因で株価が大暴落し、今後の行方に注目が集まっています。
現在はInstagramや、Facebookなどのリール機能に力を入れており、今後もインスタグラムや、Facebookに注力。そんな中のインスタNFT導入予定というニュース。
現在NFTは急速に発展し、まだまだ成長途中の市場である。成長途中のため法的な整備が後追い状態になっているなど、デメリットの部分もあるが伸びしろもあり、非常に注目すべき市場である。
インスタグラム内でNFTを導入することで、私たちの生活にも身近になり、NFTを仕事にも取り入れることができたり、今より手軽にNFTを使用した売買ができ、今後の生活にも変化があるかもしれません。
NFTはメタバースとの相性も良く、親会社であるMeta社もメタバース化に向けて、動いている現状にあります。インスタにNFT取り入れていくのをきっかけに、本格的にメタバース化に向けて動いているのかもしれません。
あくまでも私の考えなので、参考にしていただければ幸いです。