ここ最近では、ビットコインの価格が急下降し、現在2022年6月16日時点のビットコインは日本円で、約278万円台まで落ちました。
ビットコインは、資金洗浄や薬物売買による取引にも使用されるなど便利であるがゆえの問題点もいくつか見受けられます。
今やニュースでも、大暴落を受けたビットコインやイーサリアムなどの話題が多く、今後の動向が気になりますよね。
そこで今回は、この価格が一気に下がったことも踏まえ、この仮想通貨自体の問題点、仮想通貨はやめた方がいいのか、危険なのか、大暴落後のビットコインの今後について解説していきます。
Contents
ビットコインの問題点!デメリットとは?
①ボラリティーが大きい(価格の変動が激しい)
②国による保証がなく、ハッキングのリスクがある
③仮想通貨の税金が高い
④取引所処理に時間がかかる
以上のことが挙げられると思います。1つずつ解説していきます。
①ボラリティーが大きい(価格の変動が激しい)
ビットコインのみなさんのイメージとして、価格の変動が大きいことが第一に挙げられると思います。冒頭でも述べましたが、2021年11月8日日本円で約765万円、2022年6月16日現時点で日本円で約278万円これを見ても価格の差が凄いですよね?
2022年6月6日日本円で約414万円で、16日現在と比較しても10日間で約136万円の差があります。ビットコインも含め、全ての仮想通貨は24時間取引が行えます。そのため、日毎もそうですが時間毎にも価格の変動が見られます。
②国による保証がない、ハッキングのリスクがある
ビットコインの仕組みの話にもなりますが、ビットコインは非中央集権型になっています。国が管理する仕組みは中央集権型といって誰かが管理する仕組みになってます。
ビットコインでは、それぞれ一人一人資金を管理し、みんなで不正を見つけ(マイニング)、ブロックチェーンという技術を用いることで、資金洗浄(マネーロンダリング)がないよう管理しています。
ブロックチェーン技術は優秀ですが、1人1人が管理するシステムの導入で秘密鍵という自分しか知らない独自の暗号があります。それを教えてしまうと、あなたの資金は全て奪われてしまいます。
ハッキングや取引所が破綻してしまった際も、国による保証がないので、資金は戻ってこず自己責任となってしまいます。
ただし例外もあります!
2018年1月コインチェックで、580億円相当のネム (XEM) が不正アクセスによって流出する事件が起こりました。
その当時のコインチェックの利用規約では、いかなることが発生しても、Coinchec側は一切の責任を負わないとされていましたが、不正送金されたネムを補償しました。
現在はコインチェック(Coincheck)は、利用規約に補償が追加されています。ただ補償が適用されるのは「取引所がハッキングされて資産が流出した場合」のみです。
取引所がハッキングされた場合は、損失分の通貨や、損失に相当する日本円または他の通貨を、速やかに返還するとしています。
ユーザー側に落ち度があるケース
(送信先アドレスを間違えた、秘密鍵のアドレスを不意に流出させてしまった等)
は補償対象外なので、自己責任なので注意してください。
③仮想通貨の税金が高い
仮想通貨はFXや株式とは違い、総合課税の累進課税になっています。所得と、仮想通貨で得た所得を合算した収入に対し税金が課され、最大税率が55%(住民税含め)なってます。収入が高ければ高いほど、税金の支払いは高くなります。
FXや株式は分離課税といって、FXや株式で得た所得に対してのみ一律20%の税率になるので、得た所得にもよりますが、仮想通貨ほど高い税金を支払うことはありません。
④取引所処理に時間がかかる
ビットコインの取引を行う人が増えたことで、取引処理が追いつかなくなり、承認をもらえるまでの時間がかかることが増えてきました。もし早めに送金したいと思った場合は、追加で手数料を支払わなければならないこともあります。
また取引はネット上で行います。万が一ネット環境がよくなかったり、何かしらの通信トラブルが起きてしまった際は、取引がすぐに行えないとういうこともあります。
メリットとして、ATMなどは取引時間なども決まっています。仮想通貨は24時間どこでも取引可能で、海外送金と比較し手数料も安いというのは利点ですが、上記のようなデメリットも存在します。
ビットコインやめた方がいい
ビットコインは一概にやめた方がいいというものでもありません。
仮想通貨に対しきちんとした知識や、動向が追え予測が立てられる、お金に余裕があり余剰金の範囲内で行えている人は問題ありません。ただ仮想通貨初心者はビットコインFXはおすすめしません。
ビットコインだけ限ったことではないですが、自分の投資できる範囲内で行えていないから借金をしたり、自分に過信したり(一攫千金狙おう!仮想通貨1本で食べていこう!次でマイナスのお金を取り戻せる!)、初めて投資でお金を稼げ、そのまま仮想通貨に対し何も学ばず大損するケースが多く見られます。
そもそも簡単にお金を稼げるとは思わないこと。
①ビットコイン自体ボラリティ(価格変動)が高いです。
そのことを頭に入れ、暴落覚悟で投資を行う。
②ビットコインFXですぐに大きなお金を増やそうと思わないこと。
(無理だと思います)
③自分のやりくりできる資金範囲内で投資を行うこと(見栄をはらないこと)
④勝ち負けをひきづらないこと(気にしててもしょうがない)
仮想通貨に対して甘い考えをしている人は、一度考え直した方がいいと思います。きちんとデメリットの部分も考慮した上で、始めるべきだと思います。
別記事にて、ビットコインの死亡事例(失敗談)も記載しているので、合わせて読んでみてください。
仮想通貨が危険と言われる理由
問題点のところでも述べましたが、仮想通貨は価格の変動がとても激しいです。一気におくりびとになる可能性もあれば、一気に借金を抱えマイナスになることだって考えられます。あまり仮想通貨を知らない人は、ニュースだけでその落差を感じ、、、
と言われると思います。
また、仮想通貨の取引において法の整備が整っていない状態です。仮想通貨は便利で送金も簡単ですが、身元の特定などは行いません。
仮想通貨の持つ匿名化を利用し、人身売買や薬物取引などに仮想通貨が利用されるケースが増えてきました。今後は法の整備が国および政府単位で行われるといったことも考えられています。このことも仮想通貨が危険と言われる要因であるかなと思います。
クレジットカードの支払いには、チャージバック機能があり、不正な取引や処理から利用者が守られることがあります。しかし、ビットコインは取引が承認されると、一度した取引は元に戻すことができません。
そのため、不正アクセスで仮想通貨が流出した場合や、間違えて別の人に送付してしまった場合でも、補償してくれる仕組みがありません。
以上のことを踏まえ、仮想通貨が危険と言われる理由だと思います。確かに、最近流行り出したものについては未知な部分は多いですし、分からないことは怖く不安になりますよね?
この仮想通貨にしても安易に始める人が多く、全財産投資してしまう人なども多く見受けられます。もっとよく考えて、しっかりした基礎の知識も持ち、まずは少額から始めて、価格変動の予測が行えるなどの、日々の積み重ねが大事だと思います。
大暴落を受けたビットコインの今後は?
2022年6月16日時点で、ビットコインは大暴落しています。
FRB(米連邦準備理事会)の積極的な金融引き締めの影響や、S&P500の相関関係にもよりますが、大きく下落している状況にあります。
今後ビットコインがどうなるかは予測は難しいですが、現状長期保有者は多く存在し、一部の投資家は落ち着いている現状も見られます。一時的な下落の可能性もあるし、今後何かしらのアクションがあれば、一気に価格が跳ねる可能性もあります。
このように仮想通貨には、上昇や下降価格変動に耐えられる強靭なメンタルも必要です。仮想通貨を始めようと思うのであれば、メンタル面を鍛え、常に動向をみれ冷静な判断が行えることが大事になってきます。
大暴落を受けてますが、チャートを見ながら、少額ずつ買い足していくのも一つの手段であると思います。ただするかしないかは、ご自身の判断なので、よく考えてから行うようにしましょう。