「自動運転は別に驚かない」
2021年7/23~9/5に開催された東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村で、トヨタの自動運転バスが運行していたのはご存知ですか?
ただこのトヨタの自動運転バスで、歩行者との接触事故もあり未来の自動運転はどうなのか?と考えさせられる出来事でした。
そんな自動運転、実はメタバースとの関連が深いんです。
メタバース内で、私たちが遠隔で操作し、自動車を完全自動で運転できるようになる未来を、世の中は計画しています。その背景には、AI技術の進化や半導体の進化が挙げられるでしょう。
そんな中2022年韓国のヒュンダイ(Hyundai)大手自動車メーカーが
2022年CESの会議にて
「メタモビリティ」といった話題で、一気に世の中に注目を浴びました。
自動車業界の今後はどうなるのか?
自動運転車が開発され
まさに仮想空間(メタバース)の世界に移行するのも近いのでは?
今後の自動車業界の行方はいかに、、、
今後の未来はいかに、、、
Contents
【メタバース車】メタモビリティとは?
2022年CES会議にて、韓国の自動車メーカーヒュンダイ(Hyundai)は
「Metamobility」という言葉を提唱しました。
現代自動車が掲げている
「Expanding Human Reach(人間の可能性を広げる)」というテーマ
これをモビリティとつなげ、「制限なき移動の自由」という意味で
「メタモビリティ」という概念が提唱された。
自分の分身となるアバター(ロボット)を、メタバース(仮想空間)というバーチャル世界に作り、現実とメタバースを接続し、自由に行き来できるようにするというもの。
そうすることで、自分は自宅にいながらも、自分の分身いわばロボットで自動車の運転ができたり、操縦も可能、もしくは、海外や火星にだって移動できちゃう。
現実は、1人の体であるため、自由にどこかに行き来できるのは中々難しい。だが、現実とメタバースを接続することで、どこでも簡単に行き来できる未来が待っている。
こういったものが、まさにメタモビリティーの概念である。
ヘッドマウントディスプレイなどのVRによって、あたかも自分自身がそこにいるような没入体験をすることから更に一歩進んで、ロボットが人間の身体機能や身体感覚の拡張や延長を行うようになるという。まさにAIによって人間を進化させるということだ。
さらに今回の2022CES会議で、ヒュンダイはもうひとつ
「New Mobility of Things」という、移動に関する新たなコンセプトを提案しました。
これは「Plug & Drive」という製品で、簡単に言えば物を運ぶための物流ロボットを想像してもらうとわかりやすいです。自分で移動できなかったりする時に物を持ってきてくれる、ネット上で送るのが難しい物や人などが移動できるそんな移動型のロボットと言えるでしょう。
ヒュンダイのこうしたコンセプト提案は、現実世界とバーチャルの融合させることで、人びとの暮らしを豊かにするためのものであります。
その際に一見すると無関係に見えるモビリティー、すなわち移動に着目し、移動しなくもいい移動を提供するモビリティーカンパニーを目指すということです。
自動運転にとどまらず、その先の『メタバース×自動車』のようなメタバースとの融合や、より良い利便性を求めていることがわかる事例です。
まさに自動車業界も、メタバースと現実の融合が近い将来あることを示していて、今後の行方がどうなるか凄く気になりますよね。
【自動車業界の将来展望】自動運転は可能なのか?
【電動車とは】
ハイブリッド車
プラグインハイブリッド車
電気自動車
燃料電池自動車
いわゆるガソリン車の新車販売を廃止するものとして捉えていいでしょう。
なぜガソリン車を廃止しようとしているのでしょう?
国際的な地球温暖化対策を目指して採択されたパリ協定にあります。政府は2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。
それに伴いグリーン成長戦略を策定しています。目標実現に向けた項目のひとつが、ガソリン自動車の規制改革です。
ガソリン車の廃止により、続々と自動運転の車が日本でも新車として発売されてきています。よくCMでも手を離したり、アクセルを踏んでなくても、車が動くなどのCMを見たことはあるのではないでしょうか?
実は、日本でも2022年4月に「自動運転のレベル4を可能にする道路交通法の改正案」が可決されました。2022年度内にレベル4の公道走行が可能になる見通しとなっています。
自動運転の定義
実は自動運転には6段階の定義があります。
レベル | 詳細 | 該当システム |
0(自動運転化なし) | 運転者がすべての運転操作を実施 | – |
1(運転支援) | システムが前後・左右いずれかの車両制御を実施 | 自動ブレーキ・ACC・LKAS |
2(高度な運転支援) | システムが前後および左右の車両制御を実施 | LKAS+ACC・自動追い越し |
3(特定条件下における 自動運転) |
天候や場所、速度などの特定条件下でシステムが運転を実施 (作動継続が困難な場合はドライバーが対応) |
TJP |
4(特定条件下における 完全自動運転) |
天候や場所、速度などの特定条件下でシステムが運転を実施 (作動継続が困難な場合もシステムが対応) |
– |
5(完全自動運転) | 常にシステムが運転を実施 | – |
先ほどお伝えした、日本は『レベル4』つまり、特定条件下における完全自動運転は可能になったということです。
わかりやすくいうと、自家用車などといった私用目的の車というよりは、バスやタクシーなどの公共用の移動サービスが主になると考えられます。
場所は特定の場所ということなので、例えば空港内だったり、東京オリンピックでいう選手村のみだったり、一定の場所のみに限定されています。そして天候や、速度、道路条件なども特定条件下になり、全て満たされた場合は自動運転可能となります。
世界でみる自動運転の今後は?
あの有名なイーロンマスク氏の自動車メーカーテスラも、自動運転化に成功している現状にあります。テスラは自動運転業界で言うトップのレベル5の車を開発しているため、この分野に関してもトップと言えるでしょう。
そして世界では、無人のタクシーが既に普及しています。
レベル4のサービス提供において、先行しているのが、Google系の自動運転車開発部門「ウェイモ」です。2018年12月から自動運転タクシーの有料配車サービス「waymo one」を、米アリゾナ州フェニックスで、スタートさせています。
開始した当初は、安全確保のため、ドライバーが同乗して、サービスを提供していましたが、現在は完全に自動運転での廃車サービスとなっています。
Waymoは2021年8月、米アリゾナ州に続いて、サンフランシスコで限定された利用者向けに自動運転タクシーサービスを開始しました。そしてこちらには、Waymoの最新自動運転システムである第5世代の「Waymo Driver」を搭載しています。
そして実は中国でも運転手不在の、完全自動運転タクシーの試験営業が開始さています。範囲としては中国内陸部の大都市・重慶のみになっていますが、2030年までに、中国国内の100都市に自動運転タクシーを配備する方針を示しています。
このように世界ではどんどん自動運転を推進する取り組みが行われています。
ただ自動運転化はデメリットも存在します。
自動運転車のデメリットは?
自動運転車が関わる事故件数も増加傾向にあるのが現状です。
・歩行者への安全確保が十分ではない
・停止線や枠線を正確に把握できない可能性あり
・システムの何らかの不具合があり、ハッキングされる恐れ
・避けきれない事故
・万が一自動運転での事故の法律上の責任の所在がどこか
・天候や道路状況にも対応できるか不明
ただ事故に関しては、人が運転してもAIが運転してもどちらにせよ、事故は起こります。
2022年の東京オリンピックで自動運転バスが歩行者に接触するという事故が起こりました。まだまだ日本での、完全自動運転には課題が山積みですが、現在の日本の自動運転レベルはレベル4まで達しています。
現段階では、人間による運転と比較し、どれだけの安全性を示すことができるかが重要となってきます。ただ自動運転によるメリットとして、事故の減少につながる可能性、環境に配慮できたり、保険料が安くなる、何より運転が楽になります。
まとめ
今回はメタバースと自動車から、それに関わりの深い自動運転にも紹介していきました。
自動運転の分野にとどまらずさまざまな業界はより良くなるよう進化し続けています。
そして自動運転も世界では既にレベル5までいたり、無人タクシーが運用していたりと、自動運転業界も、便利になっていく未来、そして日本がレベル4の可決がされた今、一部では無人タクシーなど始まってくる未来がすぐそこにあります。
メタバースは自動車業界にとどまらず様々な分野にも進出し、まさに私たちの日常にも関わりが深くなってきたように感じます。
メタバースが流行るか失敗するかはよくわかりませんが、
どうなるにせよさまざまな情報に耳を傾けていくことで
世の中の情報を知ることができます。
しっかり自分の興味ある分野で日々情報収集してみましょう♡